この1年で最も純利益が成長した米国株ランキング(S&P500)

AMD

アドバンスト マイクロ デバイシズ

情報技術 / 半導体

2 位

500社ランキング

CPU設計・販売でIntelに並ぶ。「コア」と呼ばれる演算部分を数十～数百と大量に持つCPUの設計で、インテルを圧倒。「多体コアCPU」の草分け的存在。17年にはCPUの市場シェアで20%未満だったAMDは、21年には50％超となった。なお、AMDのリサ・スーCEOとNVIDIA創業者のジェンスン・ファンCEOは親戚。「NVIDIAのCEOは、AMDのCEOのおじさん」、と台湾メディアが18年に報道。

NFLX

ネットフリックス

一般消費財 / TV放送・ラジオ

7 位

500社ランキング

ネット動画配信サービス「Nexflix」で世界最大。2.2億人の有料会員が収益の柱。直近では会員数の伸びは頭打ち。北米での月額料金の値上げにより、会員1人あたりの収入は拡大。競合にはApple TV+や、Disney+、Amazon Primeなどが台頭し、市場競争が過熱。収益悪化に繋がっている。なお、Netflixはオリジナルドラマの制作に注力しており、役者の出演料も高額。相場は「TVドラマの約4倍」と言われている。製作費も桁違いであり、TVドラマより評価が高い作品を数多く持つ。

CRM

セールスフォース

情報技術 / コンピュータソフトウェア

8 位

500社ランキング

企業向けの顧客関係管理（CRM）ソフトウェアで世界首位。主にマーケティングをサポートするソフトウェアを「SaaS≒サブスク」型で提供。SaaSの草分け的存在。CRMとは、顧客の行動、収益性、ニーズなどを総括的に分析・管理することを言う。なお、セールスフォースは、10年～14年の4年連続で、フォーブス誌の「世界で最も革新的な企業」で1位を獲得。

AMZN

アマゾン ドット コム

小売り / eコマース

10 位

500社ランキング

クラウドサービス「AWS」で世界トップシェア。AWSを使用すれば、ネットサービスの運営に物理サーバーが必要なくなるのが利点。世界中のネットサービス大手が「持たない経営」のためにAWSへ移行。有名な逸話は「NetflixはAWSがなければ生まれなかった」。尚、このサイトもAWSで運営されいる。

NVDA

エヌビディア

情報技術 / 半導体一般

12 位

500社ランキング

高速なAI処理に必要な画像処理半導体(GPU)で世界トップシェア。主にデータセンター向けや、家庭用ゲーム機、ゲーミングPCで使用されるGPUの設計を手がける。製造をTSMCに完全委託する「ファブレス型(持たない経営)」が特徴で業績が安定。

JNJ

ジョンソン エンド ジョンソン

ヘルスケア / 製薬大手

13 位

500社ランキング

総合ヘルスケア企業大手。医薬品・医療機器・消費者向け商品の3本柱で構成。医薬品が売上をけん引。医療機器は売上高で世界第3位。医薬品で有名なのは、皮膚の病気である乾癬（かんせん）の治療薬「ステラーラ」、関節リウマチ治療薬「レミケード」、腫瘍治療薬「ダラザレックス」など。なお、日本では絆創膏のことを「バンドエイド」と呼ぶことが多いが「バンドエイド」は同社の商標であるため、正しい呼び方ではない。

DIS

ウォルト ディズニー

一般消費財 / 複合メディア

15 位

500社ランキング

米動画配信第3位。テレビ関連・ストリーミングの売上比率が7割で、テーマパークが2割強。ストリーミング分野の成長が売上をけん引。なお、ディズニーの心配りは徹底しており、震災時には無料で商品のお菓子やぬいぐるみが配られたのは有名。またキャストに何を聞いても決して「わらかない」は帰ってこない。